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23/11/19

佐川GL、千葉・船橋の冷凍冷蔵倉庫が保税蔵置場の許可取得

 佐川グローバルロジスティクス(=佐川GL、本社・東京、山本将典社長)は11月1日、千葉県船橋市の冷凍冷蔵倉庫が保税蔵置場の許可を取得した。温度管理が必要な生鮮品や冷凍食品などの商材の輸出入に対応。外国貨物のリードタイム短縮・コスト削減に貢献する。
 「Cold Logi船橋」の所在地は船橋市栄町2ノ2ノ13ほか。賃貸施設の約6947平方メートルを賃借している。今回、このうち1階および3階の計約3382平方メートルの区画が、保税蔵置場として横浜税関から認められた。

保税蔵置場の対象区画は、1階の約1791平方メートルおよび3階の約1591平方メートル

 蔵置期間中の外国貨物には関税や消費税が課されないため、物流コストの削減につながる。また、外国貨物の状態で輸出入の点検・改装・仕分け・手入れや値札付などの作業が可能。蔵置場で通関から出荷準備まで一貫して行うことで、輸送コスト・流通時間の削減も後押しする。
 佐川GLは今年7月、初の冷凍冷蔵倉庫としてCold Logi船橋の運営を開始。国際物流の拠点としても活用できるよう、保税蔵置場の許可取得の手続きを進めていた。