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23/11/19

セイノーHD×エアロネクスト、徳島・佐那河内村でドローン配送サービス

セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)とエアロネクスト(同・東京、田路圭輔CEO)は11月11日、新スマート物流「スカイハブ」の社会実装を徳島県佐那河内村で開始した。ドローン配送と陸上輸送を組み合わせ、地域住民の買物代行やフードデリバリーの需要に応える。

11月11日に開所式を実施した。(右から)エアロネクストの田路圭輔CEO、佐那河内村の岩城福治村長、セイノーHD新スマート物流推進プロジェクト課の和田悟課長

買物代行サービス「スカイハブ・デリバリー」は、11月11日にスタート。地域の商店やスーパーマーケットと連携して実施する。ユーザーが専用アプリを通じて買った商品を、希望日時に個人宅に届ける。また年内には、フードデリバリーサービス「スカイハブ・フード」もスタート。提携先の飲食店の商品をドローン便または陸送便で届けるサービスで、地域の買い物を支える。
ドローン配送では、エアロネクストがドローンメーカーのACSLと共同開発した物流専用ドローン「エアトラック」を主に活用する。年度内に90日以上の運航と、無人地帯での目視外飛行を含む「レベル3」でのドローン配送の実施を目指す。
セイノーHDとエアロネクストは全国の自治体や地域でスカイハブの普及を図っている。社会実装の段階に入った自治体としては、佐那河内村が全国で8件目。