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23/11/17

上組、北海道・苫小牧港に政府米などの物流センター 25年9月しゅん工

 上組(本社・神戸市、深井義博社長)は2025年9月、北海道苫小牧港に新センターをしゅん工する。政府米・国産飼料米などの貨物の取り扱いが増加する中、今後のさらなる需要拡大を見込む。また庫内に160トン分のバルク車積込ホッパーを設置し、安定的な物流サービスの提供を図る。

「晴海物流センター」の完成予想図

 「晴海物流センター」の所在地は、北海道苫小牧市晴海町42。敷地面積は1万4450平方メートル。鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約1万5116平方メートル。垂直自動搬送機2基を備え、全灯LED照明。
定温庫をメインとし、一部を冷蔵庫・燻蒸(くんじょう)庫とすることで、多様化する商品に対応。バルク車積込ホッパーを活用して高所作業を抑制し、安全を確保しながら作業の迅速化を目指す。
 新センターは、同社が苫小牧市に保有している既存の物流施設よりも苫小牧港や配送先に近い立地。輸送時間を短縮してサービス品質を向上し、顧客のニーズに応える。
 同社はグループの中期経営計画の重点戦略として「基幹事業の強化」を掲げており、競争力強化や中長期的な事業成長を見据えた投資を積極的に行っている。