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23/11/10

ヒューテックノリオン、主要拠点にバース予約システムを導入

 ヒューテックノリオン(本社・東京、安喰徹社長)は10月、主要な冷蔵冷凍倉庫18拠点すべてにバース予約受付システムを導入した。デジタル技術を活用しバースの運用を効率化し、平均車両待機時間30分以内を実現。ドライバーの残業時間上限規制が始まる2024年問題の課題解決に貢献する。

従来は紙の名簿で到着順に受付をしていた

 導入拠点は、ヒューテックノリオン東北支店、関東中央支店、戸田支店、東京支店、中部支店、など18拠点。TSUNAGUTEの「テレサリザーブ」とHacobuの「ムーボバース」を拠点により導入した。

システム上で予約受付を行い待機時間の削減につなげた

 これまでは、到着順に入庫の受け付けをしていたため、多くの車両が順番確保のため予定時間前に到着し待機していた。入庫車両が集中する時間帯には、長時間の待機が発生することもあり、倉庫近隣で渋滞が発生したり稼働時間制約の要因にもなっていた。予約システムの運用で、荷待ち・荷役時間の短縮で作業の効率化やトラック庫内温度管理のためのCO2排出量の削減などに貢献する。
 ヒューテックノオリンは、2020年からバース予約システムの導入に向けテストを実施。これまで1時間以上から数時間発生していた待機時間が、平均30分程度にまで短縮した。