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23/11/10

セイノーHD、傘下の三重西濃がフードバンク愛知と輸送で協業開始

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)傘下の三重西濃運輸は11月から、「フードロスの削減」と「困窮する家庭への支援」に取り組むフードバンク愛知と協業を開始した。三重県を中心に、東海地方の子ども食堂や支援センター約60か所へ飲料品などの輸送を行う。フードバンク活動を物流面で支援し社会課題解決に貢献する。
 協業の第1弾として、11月1日から11月6日まで、三重西濃運輸上野支店(三重県伊賀市)に持ち込まれた飲料品1400ケースをオーダーピッキングし、方面別に仕分けをして輸送する。三重県を中心とした東海地方の子ども食堂や支援センター約60カ所へ届ける。

前列左から、三重西濃山本英之社長とフードバンク愛知手辺哲郎氏。協業でフードバンク活動の輪を広げる

 今後は、家庭で余っている食品を職場に持ち寄り、必要とする団体や施設に寄付するフードドライブ活動の実施も検討している。従業員がこの取り組みに参加することで、社会課題解決に取り組む会社と認識してもらい、三重西濃で働く誇りの醸成にもつなげたいとしている。
 セイノーHDではこれまでに、傘下の西濃運輸がフードバンク愛知と協業をしており、西濃が持つ全国輸送網を活用してフードバンク活動を支援している。食支援者と支援を必要とする人たちをつなぐ役割を担い、廃棄されてしまう食品や災害備蓄食品の寄付など、支援の輪の拡大に協力し、「だれも取り残さない社会」の実現を目指す。

西濃のトラックで配送先へ輸送する