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23/11/02

キユーソー×三菱倉庫、関東―関西間で医薬品GDP中継リレー輸送 12月に開始

 キユーソー流通システム(本社・東京都調布市、西尾秀明社長)と三菱倉庫(同・東京、斉藤秀親社長)は12月4日、医薬品のGDP(適正流通基準)に対応した専用車両による中継リレー輸送を関東―関西間で開始する。

関東・関西の中間に立地する中継輸送拠点「コネクトエリア浜松」などを活用。ドライバーが交代し、車両の変更無く長距離輸送を行う

 関東発・関西発のドライバーが、中間地点に当たる「コネクトエリア浜松」(静岡県浜松市)で交代し、車両の変更無く長距離輸送を行う。ドライバーの労働環境を改善し、ドライバーの残業上限規制に伴う「物流の2024年問題」に対応する。
 医薬品GDPは、医薬品の流通プロセスで品質を厳格に管理するために求められる基準。今回の取り組みでは、三菱倉庫のグループ会社のDPネットワークの医薬品GDP輸送サービス向けに開発した車両2台を、キユーソーのグループ会社キユーソーティスが運用する。
 キユーソーと三菱倉庫は2022年1月に業務提携契約を締結。主に食品・医薬品分野で、両社の強みを生かして共同配送網および新規サービスの構築に取り組んでいる。キユーソーの4温度帯管理が可能な全国輸配送ネットワークと、三菱倉庫の医薬品取扱いノウハウを組み合わせ、「食と医を支える新しい物流プラットフォーム」を目指す。