- 行政・業界団体
23/11/01
厚労省、荷主の意見交換機会を提供
厚生労働省は11月から、共同配送に興味のある荷主を集め、意見交換を行うオンラインミーティングを開催する。物流の生産性向上、ドライバーの長時間労働改善が課題となる中、荷主同士の出会いを支援し、連携につなげてもらう。
取り組みは「あい積(づみ)ミーティング」と呼ばれるもので、各回で決められたテーマに関心のある荷主を集めて実施。普段出会うことのない他の荷主と、物流の生産性を高めるための意見交換の場を設け、新たな仕組みを考えるきっかけを支援する。
これまでも2020~21年度にかけて計16回開かれ、近距離配送、幹線輸送の連携などをテーマに意見交換を行った。関東・関西エリアでの共配や幹線の鉄道モーダルシフトをはじめ、複数の事例を創出している。
今回は関東地方、中部地方、関東・中部地方間に注目した共配をテーマとする。まずは11月、関東地方内の近距離配送の効率化を検討したい荷主を集めてオンラインミーティングを開く。来年1月は中部地方内の近距離配送の効率化、2月は関東―中部間の幹線運行往復化がテーマとなる。
募集は23日から始まり、厚労省の「自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」で応募できる。ミーティングはビデオ会議アプリ「ZOOM(ズーム)」を使用。申し込みが多数の場合、参加を断られることがある。