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23/10/31

佐川急便、ネットワーク強化で26年に東京・大阪で中継センターを開設

 SGホールディングスグループの佐川急便(本社・京都市、本村正秀社長)は2026年2月、大規模な中継センターを都内に新設する。輸送網の要として位置付け、関東圏の既存7カ所の中継拠点を集約。持続可能な物流の実現に向け、中継機能の強化と輸送ネットワークのさらなる効率化を図る。

「東京中継センター」完成予想図(イメージ)

 「東京中継センター」の所在地は、東京都江東区。延べ床面積は約8万6000平方メートル。同区内で稼働中の「『Xフロンティア』内中継センター」に次ぐ規模となる。164バースを備え、荷物の処理能力は1時間当たり5万個。
 荷物の集約効果で積載効率を改善し、大型トラック運行台数の最適化や二酸化炭素排出量の削減効果を見込む。また、自動化設備の導入で人員配置を最適化し、省人化を進める。
 また26年7月には、「関西エリア中継センター」を兵庫県尼崎市に開設する。Xフロンティア内の中継センターと同規模で、荷物の処理能力は1時間当たり10万個。関東圏に加え、関西圏でも中継機能の強化に取り組む。