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23/10/23

ワールドサプライ、全国100件目となる館内物流を京都高島屋内で受託

 ワールドサプライ(本社・東京、坂上公彦社長)は、10月17日に開業した「京都高島屋S.C.専門店ゾーンT8」で館内物流を受託した。スムーズな施設運営を支え、ドライバー不足などの社会課題や環境面での課題解決に貢献する。商業施設の館内物流業務受託件数は今回で100施設目。

10月17日に開業した「京都高島屋S.C.専門店ゾーンT8」の館内配送を受託した

 荷さばき場に到着した納品物の仕分けや店舗までの配送をワールドサプライが一括で行う。複数の運送事業者が納品のために施設内を行きかうことがなくなり、円滑な施設運営を実現する。納品車両ドライバーの作業負担の軽減につながり、ドライバーの残業上限規制が始まる「2024年問題」の解決にも貢献する。

施設内の雰囲気に合わせた制服で配送を行う

 館内物流は、納品車両の入館登録規制や納品時間スケジュール管理などを行うことで、納入口での車両待機時間を削減。アイドリングによる二酸化炭素(CO2)排出量削減や施設周辺の交通渋滞を緩和し環境課題解決にもつながえる。
 ワールドサプライは、OCR(光学的文字認識)技術による伝票の読み取りや、到着した荷物を仕分けるシステム、サイン・はんこの押印が必要ない電子受領方式など、独自の館内配送方法で効率化を実現。待機時間削減や環境に配慮したペーパーレス運営を支える。