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23/10/19

ハコベル、山九・福通・ロジテムが資本参加

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)の傘下で求荷求車などオープンプラットフォーム(基盤)事業を手掛けるハコベル(本社・東京、狭間健志社長)は10月19日、3社が資本参加した。
 山九(同・同、中村公大社長)、福山通運(同・広島県福山市、小丸成洋社長)、日本ロジテム(同・東京、中西弘毅社長)が参画。お互いの強みを持ち寄り、物流の抱える諸課題の解決を図る。
 既存株主のセイノーホールディングスとラクスルは、「共創・共生」を理念に昨年ハコベル社を設立。業界標準のオープンプラットフォームとなるべく活動を続けている。今回3社が参画することで、さらなる機能拡充とプラットフォームの充実が期待できる。
 山九の中村社長は、「物流の変革期にあうなかで、課題解決には業界全体で取り組む必要がある。オープンプラットフォームの実現に寄与したい」とコメント。福通の熊野弘幸副社長は、「ポイントは業界、個社の垣根を超えた〝共創・共生〟にある」とし、「ハコベルのプラットフォームの使いやすさに業容拡大のチャンスを感じた」と意気込む。日本ロジテムの中西社長は、「ハコベルのサービスを業界標準へと確立するよう取り組み、物流業界の持続的な発展に貢献したい」と期待を込めた。
 セイノーHDの田口社長は、「皆で手を取り合い、2024年問題をはじめとする日本のバリューチェーン、運送事業の課題を解決していきたい。まだまだ多くのメンバーの力を借りて、ハコベルを日本経済を支えるプラットフォームとして育てたい」とする。