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23/10/19

エーディエフ、GDP物流で保管庫兼物流ボックスの売上が前年の3倍に

 アルミ製品の設計・製造・販売のエーディエフ(本社・大阪市、島本敏社長)は9月末までに、保管庫兼物流ボックスの「ダンカーゴ」の医薬品業界での売上が、前年の約3倍に伸長した。医薬品の保管セキュリティや品質管理などの機能を備え、医薬品GDP(適正流通基準)物流に対応している。

医薬品業界で特に導入が増えている「鍵付きダンカーゴ」

 シリーズのうち、特に医薬品業界では鍵付きのダンカーゴが多数導入された。コンパクトな倉庫として、施錠管理が必要な薬品の保管が可能。また、静荷重4トンと強度が高く、段積みができる。温度管理のために高コストな冷蔵車の積載率も向上する。
 このほか、ボックスごと輸送できるため、共同配送のさらなる効率化にも貢献。長距離輸送の中継地点での荷物の積み込み間違いも防止する。
 エーディエフは2004年からダンカーゴを製造しているが、ドライバーの残業上限規制に伴う「物流の2024問題」を前に、需要が急増した。また、エーディエフは昨年、ダンカーゴの取り組みで日本ロジスティクスシステム協会(JILS)のロジスティクス大賞特別賞を受賞している。