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23/10/16

大塚倉庫、池田模範堂の全国物流を受託

 大塚グループで医薬品などの物流を担う大塚倉庫(本社・大阪市、浜長一彦社長)は、かゆみ止め薬の「ムヒS」などを製造・販売する池田模範堂の全国物流を受託し、10月10日から運用を開始した。医薬品業界で求められるGDP(適正流通基準)に準拠した輸配送品質の確保と、安定供給体制の構築を目指す。
 大塚倉庫は同社が展開する食品、飲料、医薬品、日用品の共同物流の仕組みを活用し、保管スペースの有効活用、データやITを駆使した物流網全体の最適化を図る。同時に、池田模範堂は、在庫拠点を従来の富山1拠点から東西2拠点に分散させ、異常気象による積雪・豪雨など災害時の事業継続と、ドライバーの残業上限規制に伴う2024年問題に備えた輸配送車両の効率化を実現する。
 両社は2022年から協議を行っていた。