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23/10/13

CJPT、CASE普及の取り組み強化へタイに新会社

 トヨタ自動車などでつくるコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(=CJPT、本社・東京、中嶋裕樹社長)は10月、新会社「コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ・アジア」をタイに設立する。カーボンニュートラル(炭素中立)社会の実現や物流課題の解決に向けた取り組みを強化する。
 新会社の所在地はタイ・バンコク。資本金は250万バーツ(約1000万円)。社長は、中嶋CJPT社長が兼任する。コネクテッド、電動化などのCASE技術・サービスを、アジアの商用車で展開することを目指す。タイの資源を生かしたCASE技術の普及を進める。
 CJPTは2021年に設立。CASE技術によるカーボンニュートラル社会の実現や物流課題の解決に取り組んできた。今回の新会社設立に先立ち、昨年12月にはタイのチャロン・ポカパン・グループなどと、タイでのカーボンニュートラルに向けた協業で合意していた。
 CJPTアジアには、トヨタをはじめ、いすゞ自動車、スズキ、ダイハツ工業、日野自動車が参画する。また、CJPTは日本で認証試験不正問題で一時除名していた日野自の復帰を決定。日本とタイでの取り組みを強化する。