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23/10/12

三井不動産、神奈川県座間市に「MFLP座間」しゅん工

 三井不動産(本社・東京、植田俊社長)は9月29日、神奈川県座間市にマルチテナント型の物流拠点「MFLP座間」をしゅん工した。芝浦機械相模工場の敷地内に建設。一部を地域の防災拠点として整備し地域住民や消防署などの防災訓練の場として開放する。災害時の拠点として地域に貢献する。9月26日には座間市と防災協定を締結した。

「MFLP座間」外観

 所在地は、神奈川県座間市ひばりが丘4ノ29ノ1。東名高速道路綾瀬スマートインターチェンジ(IC)から約4・5キロメートル。敷地面積は約6万916平方メートル。地上4階建てで免震構造。倉庫はRC‐S造、ランプウェイは鉄骨造。延べ床面積は、約13万4072平方メートルでワンフロアの延べ床面積は約3万3000平方メートル。
 1階トラックバースは、45フィートコンテナに対応。ドライバーの残業時間上限規制が始まる2024年4月を見据え、トラック出入口に車番認証システムを設置。車両待機時間短縮にも貢献する。
 施設内は、全館空調や72時間対応の非常用発電機の設置などBCP(事業継続計画)にも対応している。環境面ではPPA(電力購入契約)モデルを採用。「グリーンエネルギー倉庫」として運営する。
 MFLP座間の敷地東側の一部と隣接する公共歩道の一部を「防災パーク」として整備。かまどベンチなどを設置し、身近な防災拠点を目指す。
 MFLP座間のしゅん工に伴い国道246号線の渋滞悪化が予想されたため、関東地方整備居局と協議し、「東原5丁目交差点」の下り線右折レーンの延伸工事を実施。芝浦機械と三井不動産が延伸工事の設計・施工を行い9月21日に完了した。