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23/10/12

パンテック、環境負荷低減でリサイクルフィルムの販売を開始

 

 プラスチックリサイクル事業を展開するパンテック(本社・滋賀県大津市、黒木正明代表取締役)はこのほど、使用済みストレッチフィルムのリサイクル製品の販売を開始した。工場や物流センターで使い捨てにされている使用済みストレッチフィルムを再生し、ストレッチフィルムとポリ袋として販売する。
 

       再生したストレッチフィルム

 

 使用済みフィルムの資源循環を促進するFilm to Filmブランド「Filmate」を設立。国内で発生する使用済みストレッチフィルムなどの低密度ポリエチレン製フィルム製品を回収、粉砕、洗浄、再生原料化して国内外でフィルム製品に再生する。
 ラインナップは4品目。「再生ストレッチフィルム」は、サイズが500ミリメートル×300ミリメートル。厚みは15マイクロメートル。1箱8巻き入り。「再生ポリ袋」は、容量45リットル、70リットル、90リットルの3サイズをラインナップ。45リットルは1箱10枚×60冊入り。70リットルは同10枚×40冊入り。90リットルは、同10枚×30冊入り。全ての商品で、エコマーク事務局から認定を取得している。
 ストレッチフィルムは新しい原料100パーセントで作られた場合と比較して、ライフサイクル全体で二酸化炭素(CO2)排出量を27・8パーセント抑制。再生ポリ袋は、使用済みフィルムの回収から再生原料化、再生ポリ袋の製造までを日本国内で完結させる完全国内循環。一度も海外に出さないため、輸出入にかかるCO2排出量の抑制に貢献する。