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23/10/10

日通、燃料電池トラック初導入 23年末までに20台

 NXグループの日本通運(本社・東京、堀切智社長)は燃料電池(FC)トラックを初導入した。気候変動への取り組みの一環として、走行中に二酸化炭素を排出しないFCトラックを配送業務に活用する。まずは関東甲信越ブロックのフォワーディングビジネスユニット(航空)に6台導入後、2023年末までに合計20台に増やす。
 NXグループは長期ビジョンの実現に向け気候変動への取り組みを重要課題の一つと位置付け、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同。これまでもハイブリッド車や電気自動車(EV)トラックなどの環境配慮車両を国内で1万2000台以上導入してきた。
 また、日通は22年7月から、 スマートモビリティ社会の構築に向けた新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に参画。カーボンニュートラル(炭素中立)社会の実現を目的に、多様なステークホルダー(利害関係者)との連携・協働を進めている。今回のFCトラック導入を通じ、地球環境保全と事業成長を目指す。

日通が初導入したFCトラック。走行中に二酸化炭素を排出せず、地球環境の保全に貢献する