三菱倉庫、医薬品国際物流ネットワーク強化へ米英キャバリエ・ロジを買収

　三菱倉庫（本社・東京、斉藤秀親社長）は10月３日、米英に展開するキャバリエ・ロジスティクスグループ４社を買収した。医薬品の世界最大市場として成長が続く米英で、医薬品・ヘルスケア製品の物流サービスの拡大を図る。
　三菱倉庫の米国子会社がキャバリエ・ロジグループの株式の90％を取得し、買収を完了。米英で医薬品などの物流サービスを提供する事業インフラを獲得した。また、米国政府向けに構築している現行の物流体制を活用しながら、米国政府への物流サービス提供拡大を目指す。
　買収後もキャバリエ・ロジグループのブランドは維持し、同グループが運営する34カ国・34社のフォワーダーの加盟団体「ファーマ・ロジスティクス・ネットワーク」を活用。三菱倉庫グループの医薬品国際物流ネットワークの拡大・強化の他、海外事業全体の拡大を進める。