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23/10/06

日水物流、24年1月大阪南港地区で冷蔵倉庫開設

 日水物流(本社・東京、新藤哲也社長)は2024年1月、大阪市に冷蔵倉庫「南港物流センター」を開設する。商船三井大阪南港物流センターの冷蔵倉庫棟を賃借する。阪神港周辺での貨物取扱量増加に伴う冷蔵倉庫の需要に応える。
 所在地は、大阪市住之江区南港東7ノ2ノ92。鉄筋コンクリート造5階建て、耐震構造。延べ床面積は1万2176平方メートル。設備能力は、冷蔵1373トン、冷凍1万4612トン、合計1万5985トン。トラックバースは11バース。
 大阪南港コンテナターミナル至近の立地を生かし、輸入貨物を中心とする保管型冷蔵倉庫として運営する。大阪舞洲物流センターをはじめとする関西エリアの既存拠点とも連携し、事業基盤の安定を図り、国内低温物流の担い手として物流網を支える。
 23年度中に自然冷媒を使用した冷却設備の更新を計画。照明のLED(発光ダイオード)化・トラックバースの密閉化工事も併せて行い、環境負荷低減を図る。また、バース予約システムの導入で、待機車両の解消に取り組み、庫内作業とバース管理を連携させ、物流の生産性を向上させる。
 日水物流は30年までに、保管能力の拡大と3PL機能の強化を図り、持続可能な事業構造と基盤の安定化を目指す。

「南港物流センター」が入居する商船三井大阪南港物流センターの外観