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23/10/04

住友倉庫、25年1月福岡市・箱崎ふ頭に新倉庫しゅん工

 住友倉庫(本社・大阪市、小野孝則社長)の子会社住友倉庫九州は2025年1月、福岡市東区箱崎ふ頭に新倉庫をしゅん工させる。九州地区での生産拠点への設備投資の活発化や、在庫の分散化需要の高まりを受けた旺盛な物流需要を見込む。
 福岡市東区箱崎ふ頭1ノ8ノ6にある箱崎埠頭営業所内で既存施設を解体し、新倉庫を建設する。このほど着工した。敷地面積は1万1834平方メートル。鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造4階建てで、延べ床面積は1万2206平方メートル。
 博多港の国際海上コンテナ貨物の約9割を扱う香椎パークポート・アイランドシティやJR貨物福岡貨物ターミナル駅に至近。九州自動車道や福岡空港へのアクセスにも優れ、国内外との取引で多様な輸送ニーズに応える。太陽光発電システムを備え、二酸化炭素排出量の低減も図る。
 九州地区では生産拠点への設備投資が活発化していることに加え、ドライバーの労働規制強化に伴う物流の2024年問題を背景に在庫の分散化需要が高まっていることに対応する。

新倉庫の完成予想図