- 物流企業
23/10/02
武田薬品・三菱倉庫・JR貨物、医薬品の北東北向け幹線輸送を鉄道で
武田薬品(本社・東京、クリストフ・ウエバー社長)と三菱倉庫(同・同、斉藤秀親社長)とJR貨物(同・同、犬飼新社長)は10月、北東北向けの医薬品輸送を鉄道輸送に切り替える。二酸化炭素(CO2)削減と、ドライバー不足に対応し、安定的な輸送を実現する。
許可申請が通り次第、従来のトラックによる幹線輸送を鉄道に切り替える。一部国内特約店向けの輸送が対象で、順次他地方・他の特約店への対象を拡大する。
医薬品のGDP(適正流通基準)に対応した温湿度管理が可能な鉄道コンテナに、各種セキュリティー対策を実施。ガイドラインに準拠した輸送品質を保持したまま鉄道輸送への切り替えが可能となった。
対象の輸送では、60%のCO2を削減。また三菱倉庫の医薬品輸送データプラとフォーム「ML Chain」を利用し、温度情報・位置情報を可視化している。
3社は今後も協力し、高品質で環境負荷の少ない物流を構築し、安定的な商品供給を目指していく。