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23/10/02

JR貨物、コンテナ輸送品質向上キャンペーンを全国展開

 JR貨物(本社・東京、犬飼新社長)は10月1日から11月30日まで、「コンテナ輸送品質向上キャンペーン」を全国展開している。全国通運連盟と鉄道貨物協会と共催で、鉄道コンテナ輸送の品質向上を目的に実施する。今回で13回目。
 「しっかり積んで、優しく運ぼう」がテーマ。主な実施内容は、「しっかり積む」では、駅頭パレットデポを活用した養生レンタルの実験、貨物事故が多発している区間の改善の取組みを実施。私有・ISOコンテナの適切な託送前点検を呼び掛けるリーフレットの配布や、コンテナ駅頭での実態確認、JRコンテナの清掃返却推進活動も行う。
 「優しく運ぶ」では、トラックドライバー用アプリ「T‐DAP」の配達日時予約機能を活用したハンドリング回数削減の実験や、安全で丁寧な荷役作業についての事業所ごとの取組みの選定と実践。全国荷役作業競技会やJRコンテナ修繕技能向上会も開催する、
 同キャンペーンは、2011年から鉄道コンテナ輸送に携わる関係者が一体となり実施している。輸送中の貨物破損などの事故が、取組み開始当初の三分の一まで減少した実績がある。