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23/09/29

物流連・海外物流戦略WT会合、ベトナムの物流事情テーマに講演

講演するアプライズの岩堀社長。ベトナムでの物流に対する人気、注目の高さを紹介した

 日本物流団体連合会(真貝康一会長)は9月22日、今年度2回目の海外物流戦略ワーキングチーム(作業部会=WT)の会合を開催。日本企業の海外進出支援を手掛けるアプライズの岩堀克英社長が、ベトナム進出での雇用の課題と魅力をテーマに講演し、同国の物流業界に対する注目の高さを説明した。
 講演にはウェブ参加者を含め77人が参加。岩堀社長は、ベトナムの人材採用や教育、雇用環境、現地物流会社の現状を自身の体験談を基に説明。同国の大学では物流系の学部が新設され、物流業界に対する人気と注目も高まっていると紹介した。
 ワーキングチームの会合では、国土交通省総合政策局国際物流室の川崎勉氏が、国際物流政策の取り組みを説明。国際物流の多元化・強じん化についてのリスク要因や、日中韓物流大臣会合、アセアンのコールドチェーン(低温物流網)について報告した。
 同ワーキングチームは物流事業の海外展開に関する課題を官民連携で検討する組織で、今年度は物流業界のベトナムの物流事情について調査を進めている。会合では事務局が同国物流事情実態調査の計画について報告した。