• 物流企業

23/09/28

アート引越、AI自動見積もりアプリの開発開始 24年2月からの提供目指し

 アート引越センター(本社・大阪市、寺田政登社長)はこのほど、2024年2月のサービス開始を目指し、AIで引っ越し料金の自動算出を可能にする「引越しAI見積もりアプリ(仮称)」の開発を始めた。少子高齢化や労働力不足といった社会的な課題や、多様化する利用者のニーズに応えるべく業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進する。
 開発に着手したアプリでは、利用者が室内をぐるっとカメラで撮影するだけで、AIが見積もり金額を自動計算する。撮影したデータを基に3Dモデルが自動で生成され、物量換算AIエンジンによって自動で金額が算出される仕組みだ。アプリを使えば、利用者は24時間好きな時間に室内を撮影するだけで、わずか数分で料金の見積もりを受けることができる。

開発に着手した自動見積もりアプリの仕組み

 

 アート引越ではこれまでも、手書きで行っていた見積もり業務のタブレット化や、インターネット上で見積もりが完結する「単身引越スイスイ!お見積り」、テレビ会議システムを利用したリモートライブ見積もり「ミライ」など、ITを活用した見積もりシステムを相次ぎ導入してきた。
 今後も、「利用者の気持ちに寄り添ったサービスの拡充に取り組み、業界のリーディングカンパニーとして、引っ越し業界の持続的発展を目指す」(アート引越)。