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23/09/22

Hakobot、9月24日の近大オープンキャンバスで自動配送ロボ実証実験

 Hakobot(=箱ボット、本社・宮崎市、大山純社長)は9月24日、自動配送ロボットの活用で共同研究をしている近畿大学のオープンキャンパスで、自動配送ロボの走行テストを実施する。イベント会場などでの活用に向けた実証が目的。

実証に用いる自動配送ロボ。宅配用に作られた基本の荷室を取り外し、実験用にクーラーボックスを取り付けた

 自動配送ロボを用いて、近大オリジナルのミネラルウォーターをオープンキャンパスに来場した高校生に配布する。反射板や磁気テープを必要としないLiDAR(ライダー)と呼ばれるセンサー技術などを使って作成したキャンパスの地図データを基に、完全自動運転を行う。荷室をカスタマイズできる機能をフル活用し、宅配用の荷室ではなく市販品のクーラーボックスをロボに取り付けて走行させる。
 会場内で飲み物を配布することで、イベント運用側の労災リスクと来場者の熱中症リスクの低減につなげる狙いもある。
 実証実験は9月24日の午前10時から午後3時まで、近大の東大阪キャンパスで開催するオープンキャンパスで行う。雨天時は延期する。
 近大では、実証に向け、自動配送ロボを遠隔操作によって東大阪キャンパス内で走行させ、機体に搭載されている各種センサーで取得した点群データを基に、今回の実証に用いる3Dマップを作成した。