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23/09/15

アマゾン、東京・品川に「ソートセンター」開設

 アマゾンジャパン(本社・東京、ジャスパー・チャン社長)は、東京都品川区に日本初の仕分け拠点「ソートセンター」を開設した。配送方面ごとに仕分けてからデリバリーステーションへ発送することが可能になり、より効率的な中間配送を実現する。
 羽田空港から約3・5キロメートルに立地。2フロアで、延べ床面積は2万8000平方メートル。主に、関東・北信越地方、北海道・沖縄へ向けた幹線輸送の拠点として稼働する。さまざまな形状の荷物の仕分けに対応した自動仕分け機を導入し、1日に最大約75万個の商品を仕分けられる。
 輸送効率の面では、商品の保管・ピッキング・こん包を行うフルフィルメントセンターから配送方面が混載の状態で出荷された商品を、ソートセンターで方面ごとに仕分け、デリバリーステーションへ発送する。これによりトラックの積載効率が向上し、より多くの商品を効率的に配送できる。積載率を高めることで配送拠点へ商品を運ぶトラックの台数も削減され、総輸送距離の短縮にもつながった。

「ソートセンター」が入居する建物の外観