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23/09/14

西濃、北大阪支店を中継輸送専門店として10月から稼働

 西濃運輸(本社・岐阜県大垣市、小寺康久社長)は、大阪府茨木市の北大阪支店を九州向けの中継輸送専門店とし、10月1日に稼働を開始する。輸送力の強化や運行便の効率化を目指す。同業他社の荷物も受け入れ、ドライバーの労働規制強化に伴う2024年問題に対応する。
 北大阪支店はJR貨物の大阪貨物ターミナル駅に近接し、大阪市東淀川区・茨木市の一部・守口市の集配を担当。現状では、全国と担当地域をつなぐ輸送のプラットフォーム(基盤)と、全国から九州に向けた中継輸送プラットフォームの業務が混在している。
 10月以降、これまで北大阪支店が担っていた集配業務を豊中支店(大阪府豊中市)と摂津支店(同摂津市)に移行する。北大阪支店は全国の事業所から九州宛の荷物を受け入れ、幹線トラックと鉄道輸送を組み合わせた効率的な運行体制を構築する。年間で約6万7200トンの取扱量の増加を試算。繁閑で異なる物流波動にも柔軟に対応できると見込む。

中継輸送専門店として北大阪支店で同業他社の荷物も受け入れ、2024年問題に対応する