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23/09/12

サーラ物流、トラック中継輸送支援サービス会社に出資

 サーラ物流(本社・愛知県豊川市、宮沢光社長)はこのほど、トラック運送の中継輸送支援システムを手掛けるスペース(同・愛知県蒲郡市、村井美映社長)に出資した。有償新株予約権として出資金を調達。額は非公表。関東―関西の中間地点に当たる両社の経営資源を生かし、既存拠点を活用した中継輸送サービスの構築を目指す。ドライバーの労働規制強化に伴う2024年問題の解決が狙い。
 スペースはトラック中継輸送マッチングサービス「ドラ基地」を展開。サーラ物流はこれまでも、物流会社の視点に立ち、運用上の助言や実証実験の中継拠点の提供をはじめとする協業・支援を行ってきた。
 ドラ基地は、トラックの運行情報データを活用して運送会社同士をマッチングし、荷物載せ替え方式による中継輸送を支援するサービス。中継拠点として、載せ替えに適した立地や設備、環境の整った運送会社の敷地を提案している。
 両社はそれぞれが強みとする中継輸送のプラットフォーム(基盤)と、関東―関西間の中継地点に位置する顧客網を活用し、相互の運送サービスのさらなる充実を図る。

締結式の様子(左からサーラ物流の宮沢社長、スペースの村井社長)