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23/09/11

ヨコレイ、25年春 岡山市に冷凍・冷蔵倉庫を新設

 ヨコレイ(本社・横浜市、吉川俊雄会長)は2025年春、岡山市に冷凍・冷蔵倉庫「岡山物流センター」(仮称)をしゅん工する。既に阪神地区に展開している5拠点を含めると、阪神地区から九州地区までをカバーすることになり、ドライバーの残業上限規制に伴う2024年問題解決に貢献する。
 所在地は、岡山市南区海岸通り2ノ2ノ44。山陽自動車道岡山インターチェンジから約15キロメートル。敷地面積は2万3102平方メートル、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造3階建てで、延べ床面積は2万8784平方メートル、
 24年の岡山環状南道路の開通もあり、阪神・中国地区へのアクセスも良好。近隣の物流会社との連携も含め、中国・四国地区の重要拠点として展開を目指す。
 カーゴナビゲーションシステムと電動式移動ラックを設置。高効率省エネ型自然冷媒冷凍機、陽圧デシカント空調システムの他、同社最大級の屋上太陽光発電システム(635・46キロワット)と大容量リチウムイオン蓄電池(173キロワット時)の導入で、災害などの非常時にもセンター内で発電したエネルギーで庫内の冷却ができる。また、社用車にはEV(電気自動車)を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションを設置する。

「岡山物流センター」(仮称)の完成予想図