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23/09/07

セイノーHDとエアロネクスト、和歌山県日高川町のDX化でウフルと連携

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)とエアロネクスト(同・東京、田路圭輔CEO)は8月31日、和歌山県日高川町の暮らしのDX(デジタルトランスフォーメーション)で、デジタル技術の開発・導入支援を手掛けるウフル(本社・東京、園田崇史CEO)と連携協定を結んだ。
 ドローン配送と陸送を融合したサービス「新スマート物流」に、ウフルのデータ連携基盤や地図ポータルなどの技術を掛け合わせ、日高川町の過疎地域の物流環境を整備する。物流網を生かした高齢者や独居世帯の見守りサービス、災害時の緊急支援物資の迅速な配送につなげる。
 ウフルが提供する基盤「CUCON(キューコン)」は、企業やITサービスのデータを連携し、分野ごとに分散した情報を集約・分析・共有できる。また、地図ポータル「elcompath(エルコンパス)」は、目的に応じて必要な情報のみを表示・投稿できるデジタルマップで、災害時の被害予測や地域循環バスの現在地確認などに利用できる。
 セイノーHDとウフルは今年8月、過疎地の物流効率化の取り組みで連携協定を結んだ。また、セイノーHDとエアロネクストは7月、日高川町に新スマート物流「スカイハブ」の拠点となるドローンデポを開設。既に同町の美山地区と中津地区で、買い物代行サービスを開始している。

連携協定締結式で(左からセイノーHDの河合秀治執行役員、日高川町の久留米啓史町長、エアロネクストの田路圭輔CEO、ウフルの園田崇史CEO)