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23/09/05

T2、自動運転トラック幹線輸送で35億円を調達 26年事業化へ

 T2(本社・千葉県市川市、下村正樹CEO)は8月31日、三井倉庫ロジスティクス、大和物流など国内企業9社から総額35億円の資金調達を実施した。2026年の事業化を目指し、特定条件下での完全自動運転「レベル4」トラックの幹線輸送サービスの開発を加速する。
 「シリーズAラウンド」の資金調達として、宇佐美鉱油、東邦アセチレン、三井住友海上火災保険、三井倉庫ロジスティクス、JA三井リース、KDDI、紀陽キャピタルマネジメント、大和物流、三井住友信託銀行から出資を受けた。物流をはじめ金融・通信・化学・小売りなどの多様な業界と共同で、自動運転技術を活用した物流インフラの構築に取り組む。
 T2は輸送の受け皿不足など社会課題の解決を目的に、昨年8月に設立。今年4月には高速道路上での自動運転トラックの自律走行に成功した。また、6月には「プレシリーズA」として三菱地所から12億5000万円の資金調達を実施。今回分と合わせた資金調達の総額は47億5000万円となった。

完全自動運転による幹線輸送サービスに向けて開発中の車両

T2が開発を手掛けるソフトウエアの画像