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23/09/01

日新、横浜に危険物対応の新倉庫 既存と合わせ京浜地区最大の取扱拠点に

 日新(本社・横浜市、筒井雅洋社長)は、横浜市神奈川区に「神奈川埠頭倉庫営業所」を新設し、9月4日に営業を開始する。危険物の新たな輸出入拠点と位置付け、ケミカル物流のニーズに応える。

危険物倉庫5棟、高圧ガス倉庫2棟などを構えた「神奈川埠頭倉庫営業所」

 消防法上第4類の危険物を中心に、高圧ガスや毒劇物などの多品目の取扱いが可能な施設。同市内にあるグループ既存拠点の鶴見倉庫と合わせると、危険物貯蔵量はドラム缶7万本相当で約1万4000キロリットルとなり、京浜地区最大の取扱量となる。
 新倉庫の所在地は横浜市神奈川区恵比須町9ノ7。敷地面積は約2万1390平方メートル。危険物倉庫5棟、高圧ガス倉庫2棟、普通品倉庫1棟、一般取扱所1棟。危険物倉庫と高圧ガス倉庫は鉄骨造平屋建て、普通品倉庫は鉄骨造2階建てで、総保管面積は約8573平方メートル。
 首都高速横羽線の子安ICから好アクセスで、横浜港内の各ふ頭にも近接した立地。輸出入拠点としての高い利便性を見込む。

 設備面では、近年頻発している自然災害への対策として防潮堤、非常用発電機を備えた。環境対応として、EV(電気自動車)の充電設備、太陽光発電設備も設置した。