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23/08/31

セイノーHD、経営戦略立案の特別チームを発足 市場動向を客観分析

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は、経営企画室内に、市場動向の客観分析を行い、先進的な経営戦略の立案を担う機能として「インテリジェンスチーム」を発足する。経済や荷主、物量の動向などを多角的に把握・予測し、グループ経営の中長期の方向性を示した「ロードマップ2028」の早期達成を目指す戦略づくりにつなげる。

インテリジェンスチームが発足する経営企画室の様子

 正確な市場動向を把握した上で客観分析を行い、その分析数字を基に、時代を先読みした事業戦略を立案することが同チームの役割。結果についても高精度で分析を行い、投資家をはじめとしたステークホルダー(利害関係者)に対し、より明確な説明を行っていく。
 セイノーHDは今年度からロードマップ2028に基づき、成長性、収益性、資本効率のバランスが取れた施策展開を推進している。一方で、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻、少子高齢化や物価高騰など、複雑に絡み合う経済状況により事業環境が目まぐるしく変化。従来の需要予測方法では正しい見通しが立てられない状況が続いていることから、同チームの発足に至った。
 チームメンバーは、社内の財務・経理部門や営業部門と密に連携しながら、市場動向の分析、戦略の立案を進めていく方針。さらに外部企業、経済研究機関などとの連携も視野に入れている。