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23/08/30

いすゞ、16年ぶりフルモデルチェンジした中型トラック「フォワード」

 いすゞ自動車(本社・横浜市、南真介社長兼COO)は8月29日、16年ぶりにフルモデルチェンジした中型トラック「フォワード」を発売した。
 デザイン、安全性を中心に、快適性やコネクテッドも進化させた。強みである豊富なラインアップはそのままに、先進安全装備の選択肢を広げた。
 デザインでは、フロントグリルを一新。タフさと華やかさを両立した。安全性では、近距離ミリ波レーダーを追加し、側方衝突警報装置を搭載。交差点進入時の警報機能に加え、車両直前や左側方、車線変更時の死角の対象物の検知・警報も可能にした。ドライバーステータスモニターも追加。居眠り・脇見運転を検知し警告音とモニターで注意喚起したり、過度な眠気を検知した場合に自動的にエアコンで冷風を送り注意喚起したりする。
 他にも、全車速車間クルーズ、車線維持支援などさまざまな機能があり、ユーザーのニーズや運行形態に合わせて4種類の選択肢を用意した。キャビン内は広がりを感じさせる空間とし、大型トラック「ギガ」の高機能シート採用で居住性を高めた。安全機能やコネクテッド機能が増え操作スイッチや車両からの情報量が増える中、スイッチ類の配置を最適化し、使いやすくした。
 コネクテッドについては、2022年10月にサービスを開始した商用車情報基盤を利用した商用車テレマティクス(車載通信システム)「MIMAMORI(ミマモリ)」と、同社独自の稼働サポート「プレイズム」を提供する。
 東京希望小売価格は、車型2RG-FRR90V4、総重量8トン、完成ウイング車Fカーゴ、フルキャブ・標準ルーフ、エアサスペンション、安全装備「アドバンス」、240馬力、6速AMT(機械式自動変速機)で1510万6300円(税込み)。

無事故社会の実現、ドライバーの労働環境改善など市場ニーズの変化を見据えた商品開発から生まれた新型「フォワード」