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23/08/29

ネクストロジ、相模原市の拠点で荷降ろしの一部自動化を実現

 ネクスト・ロジスティクス・ジャパン(本社・東京、梅村幸生社長)は7月、自動荷役技術を相模原市の物流拠点「相模原センター」で導入した。自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットの連携によって、荷降ろしの一部自動化を実現した。高効率輸送の枠組みづくりを進め、将来の物流結節点での荷役自動化を目指す。
 アイシンの自律走行搬送ロボット、豊田自動織機の自動運転フォークリフトを相模原センターに導入し、日々入庫する一部支線便トラックからの荷降ろしを自動化した。さらにトラック両側からの同時荷役も実現した。
 ネクストロジは2021年度から経済産業省の「物流MaaSの実現に向けた研究開発・実証事業」の実施団体に選出され、実証を行ってきた。この経験を生かし、実運用の中での荷降ろし自動化を開始した。
 今後はトラックへの荷積み、積み降ろし時間の短縮、同一荷室内での異種混載パレットの荷役で自動荷役技術の導入を目指す。また、車両情報や荷物情報と連携したシステム環境の構築に取り組む。

自動荷役技術の実装の概要。将来的に目指す自動荷役範囲のうち、今回は荷降ろしでの省人化を開始した