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23/08/17
ヨコレイ、北海道芽室町に新センター 25年4月開設へ
横浜冷凍(本社・横浜市、松原弘幸社長)は2025年4月、北海道芽室町の芽室東工業団地内に、新たな物流センターを開設する。隣接の既存3拠点と合わせると、収容能力は8万7000トン超となり、道内最大級の物流基地として運用していく。自動倉庫設備の導入で省力化を推進し、農産物の一大産地である十勝平野で高まる乳製品・冷凍食品といった低温物流ニーズに応える。
「十勝第四物流センター(仮称)」の所在地は芽室町芽室北1線9ノ30。オホーツク海側から苫小牧市への中継地点に当たり、道東自動車道も活用できる立地。敷地面積は7739平方メートル。鉄骨造で、延べ床面積は5035平方メートル。F(フローズン)級の全自動ラック倉庫を備え、2万2895トンの収容能力を確保する。338トン分のF級仮置場も備える。
全自動ラック倉庫は7680パレットの収容が可能。地震対策として、減震ラック、減崩ストッパー、感震計、ゾーン管理などの設備・機能を備える。同社グループは、既にベトナムの「ペンルック物流センター」で自動倉庫を導入しているが、国内では初となる。
新センターには、食品への異物混入を防ぐフードディフェンス対応で、入退館・監視カメラシステムも完備する。また、太陽光発電設備、リチウムイオン蓄電池、省エネ型自然冷媒冷却設備、陽圧空調システムなどで環境対策を図る。