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23/08/17

NXキャッシュ・ロジ×NXワンビシ、10月から協業 中部で輸配送一元化

 NXキャッシュ・ロジスティクス(本社・東京、藤代正司社長)とNXワンビシアーカイブズ(同・同、林田直也社長)は10月から、中部エリアを皮切りに輸配送体制の一元化を進める。協業を通じ、トラックドライバーの労働規制強化に伴う2024年問題への対応と、NXグループが進める二酸化炭素排出量削減を図ることが目的。両社の主要顧客である金融機関向けの新サービス開発にも取り組む。
 現金・貴重品輸送を手掛けるNXキャッシュ・ロジと、金融機関向け業務委託や官公庁・企業の機密情報保管などに強みを持つNXワンビシ。共にNXグループで高セキュリティーのサービスを展開しており親和性が高いことから、協業に至った。
 具体的には、両社で重複した地域・顧客向け輸配送の一元化に取り組む。10月1日から、NXワンビシが中部エリアで担う輸配送サービスをNXキャッシュ・ロジに委託し、同地域の輸配送体制を一元化する。従来の利便性を損ねることなく、機密文書・データ輸送でも警備輸送車両によるハイセキュリティーな輸送サービスを提供する体制を構築していく。
 中部以外のエリアでも一元化を引き続き検討していく考え。
 また、両社が主要顧客とする金融機関向けの新サービス開発も共同で進める。NXキャッシュ・ロジが持つ全国の金融機関を中心とした顧客層や経営資源と、NXワンビシの4000社以上の顧客基盤、電子契約・契約管理など各種サービスを組み合わせて付加価値の高いサービスを開発し、共同営業を強化していく方針だ。