- 物流企業
23/08/08
山九、2024年8月 三重・菰野に危険物倉庫4棟を新設
山九(本社・東京、中村公大社長)は2024年8月、三重県菰野町に危険物倉庫を4棟新設する。合計倉庫面積は4000平方メートル。リチウムイオンバッテリーなどの製品、医療や半導体に使用される中間財、原料などの高機能製品を主に扱う。
施設名は「北勢第3物流センター」。所在地は三重県菰野町永井北西川原3080ノ17。敷地面積は1万879平方メートル。倉庫面積は1棟当たり1000平方メートル、4棟で合計4000平方メートル。消防法危険物第4類の貨物に対応。四日市コンビナート地区から30分以内の立地で、ジャスト・イン・タイム配送向けの在庫拠点としても活用可能。幅5メートルの庇も備え、雨天時の荷役にも対応する。
同地域には既に2カ所の危険物倉庫(合計倉庫面積4606平方メートル)を構え、新倉庫はその一つに隣接。保管能力を増強し、物量の波動に柔軟に対応するとともに、輸送効率の向上を図る。
同社は中部エリアでの危険物倉庫増設により、関東、中部、関西、九州の全国13カ所の自社拠点で総延べ床面積約2万6800平方メートルの危険物倉庫を運営する体制となる。危険物倉庫に対するニーズが高まる中、供給量不足が続いており、新倉庫を通じてサプライチェーンの課題解決に貢献していく。