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23/08/07

西鉄・国際物流事業、千葉・習志野に「関東ロジスティクスセンター」

 西日本鉄道(本社・福岡市、林田浩一社長)国際物流事業本部は2024年1月、千葉県習志野市に「にしてつ関東ロジスティクスセンター」を開設する。同社国内物流の旗艦拠点と位置付け、半導体など精密機器の保管、冷蔵倉庫、各作業を代行するフルフィルメントセンター機能など、多様で高付加価値のサービスを提供する。
 新センターの所在地は習志野市茜浜2ノ4。敷地面積は8844平方メートル。耐震設計・一部鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積は1万9322平方メートルで、倉庫は1万6908平方メートル、事務所は1188平方メートル。各階天井高は5・5メートル。床荷重は1平方メートル当たり1・5トン。1階は常温倉庫と冷蔵倉庫、2~4階は空調倉庫。
 東関東自動車道の湾岸千葉インターチェンジから約7分、羽田空港・成田空港・横浜港・東京港から40キロメートル圏内で、関東域内の集配にも航空・海上輸送にも適した立地だ。また、同社グループの西鉄物流と協働し、将来、関東圏のトラック配送網の拠点化を目指す。
 ドライバーの残業規制に伴う2024年問題への対応では、集配トラックの適正な運行管理、AI活用による保管ロケーション管理、無人搬送ロボットの運用に取り組む。

「にしてつ関東ロジスティクスセンター」の完成予想図