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23/08/04

ミシュラン、本社を群馬・太田へ移転

 日本ミシュランタイヤ(本社・群馬県太田市、須藤元社長)は8月1日、本社を東京都新宿区から、群馬県太田市へ移転した。社員のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の両立)とより健全な財務ベースの両立を図りつつ、産官学の連携でさらなる価値創造を目指す。
 新本社の所在地は太田市植木野町880。旧本社の新宿オフィスは縮小し、新本社に機能を統合する。
 移転先の「太田サイト」には、環境の観点から既存建物をそのまま活用し、新たに社員の創造と革新の場となるコラボレーションスペースを創設する。デザイン・設計・建設は、群馬の企業だけで結成された「群馬WOOW」プロジェクトチームが手掛け、2024年4月のしゅん工を予定している。

本社移転先で24年4月しゅん工予定のコラボレーションスペース(完成イメージ)

 ミシュランは、「People(人)」「Planet(地球)」「profit(利益)」の3つのPを柱に事業を進めており、ミシュラン本社があるフランスや群馬県内をはじめとする国内の大学生インターン(職場体験)の受け入れや、ドコマップジャパンや群馬大学と連携したデジタルイノベーションに向けた取り組みも行っている。
 今後も、市場のニーズに応える体制を構築し、群馬県から革新的なビジネス創出を加速していく考えだ。