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23/08/04

イー・ロジット、24年に埼玉草加FCで米レナトス社の自動倉庫を稼働

 イー・ロジット(本社・東京、角井亮一CEO)は7月31日、米国の物流ロボティクスベンチャー・RENATUS(レナトス)ロボティクスの国内子会社レナトス社と業務提携を結んだ。通販業務の一括受託を手掛けている、埼玉県草加市の埼玉草加フルフィルメントセンター(FC)に、自動倉庫システム「レナトス」を導入し、2024年の稼働を目指す。
 レナトスは、集荷から、検品、こん包までを一元的に完結できる「ワンストップこん包」に対応する高効率の自動倉庫システム。人手に比べ約20倍速で作業でき、ピッキングリストの行数で換算して1時間当たり500行以上のピッキングが可能で、格納効率にも優れる。従来複数人数でこなしていた作業をスタッフ1人で完結できることによる省人化に加え、床面積の効率的な活用、導入設備コストの削減を見込む。

業務提携で本格的な協業を開始。共通のゴールは「自動倉庫によって世界の物流に革命を起こす」

 

 イー・ロジットは23年5月にレナトス社と資本提携契約を結んでおり、今回の業務提携で本格的に協業を開始する。イー・ロジットのEC物流代行サービスの長年のノウハウと、レナトス社の技術力を掛け合わせ、自動倉庫システムの設備導入・研究開発と多拠点展開を目指す。広くシステムの普及を図るため、埼玉草加FCに建設する1号機で導入効果を実証する。