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23/08/03

大和物流、福島・本宮のセンターを稼働 建て替えで約4・6倍拡張

 大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は8月1日、福島県本宮市の「福島物流センター」を稼働した。昨年8月からの建て替え工事で、保管面積を約4・6倍に拡張。首都圏と東北を結ぶ長距離輸送の中継拠点としての需要を見込む。

稼働した「福島物流センター」。全館LED(発光ダイオード)照明を導入し、屋上にはソーラーパネルを敷設した

 所在地は本宮市本宮名郷12ノ3。敷地面積は約8432平方メートル。鉄骨造3階建てで、延べ床面積は約1万1677平方メートル。床荷重は1階が1平方メートル当たり2トン、2階と3階が同1・5トン。貨物用エレベーター2基、垂直搬送機1基、ドッグレベラー1基を備えた。
 東北自動車道の本宮インターチェンジ(IC)から約5・2キロメートルに立地。同ICから仙台市まで約110キロメートル、東京都新宿区まで約250キロメートルの距離に位置する。トラックドライバーの労働規制強化に伴う2024年問題を見据え、中継輸送の拠点ニーズに応える。
 また、東北エリアをカバーする2次配送拠点、デポ拠点として効率的な輸配送サービスを目指す。建築現場向け資材や産業用機械の他、需要の高い電子機器や自動車部品などの幅広い貨物に対応。在庫管理、流通加工、輸配送などの各種物流サービスを展開していく。