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23/08/02

トナミ運輸、特積み届出運賃を改定 8月1日から平均約10%引き上げ

 トナミ運輸(本社・富山県高岡市、髙田和夫社長)は8月1日、特別積み合わせ運送の届出運賃を改定し、2019年4月に届け出た運賃に対し平均で約10%引き上げた。 ドライバー不足の深刻化や、働き方改革への対応、燃料費の急激な高騰に伴う施設維持費・輸送コストの上昇などでトラック運送業界を取り巻く環境が厳しさを増す中、将来的な実運送力の安定確保、輸送ネットワーク維持の観点から、引き上げに踏み切った。
 これまでもトナミ運輸は、業務効率化による生産性向上や物流サービスと輸送事業の連携強化に取り組んできた。今回の改定で、19年の届出運賃を適用している顧客に向け、ドライバーの労働条件改善に向けた原資の確保、諸コスト上昇分の転嫁に対する理解と協力を促していく。
 トナミ運輸は「今後はより一層の品質とサービスの向上に努力していく」としている。