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23/07/26
カバヤ食品とロッテ、鉄道31フィートコンテナでラウンド輸送
カバヤ食品(本社・岡山市、野津基弘社長)とロッテ(本社・東京、牛膓栄一社長)は7月25日、埼玉―岡山間で冷蔵コンテナを使ったラウンド(往復)輸送を開始した。ロッテは狭山工場から岡山県内の倉庫へ主に「コアラのマーチ」を、カバヤ食品は岡山工場から埼玉県内の倉庫へ主に「タフグミ」を輸送する。
火・水曜の埼玉から岡山への往路は新座貨物ターミナル駅(タ)―岡山タ間、水・木曜の岡山から埼玉への復路は岡山タ―越谷タ間を、同一の冷蔵コンテナで鉄道輸送する。
ロッテ、ロッテの物流を手掛ける曙運輸、高い断熱性能を持つ冷蔵コンテナ「31フィートスーパーURコンテナ」を提供する日本石油輸送、通運事業を手掛ける全国通運とJR貨物は2022年12月から、ロッテ狭山工場から岡山県内の倉庫までの貨物鉄道輸送の検討を開始。復路について、リンク&リンケージが物流元請けを担うカバヤ食品岡山工場から埼玉県内の倉庫までの輸送を組み合わせ、ラウンド輸送する枠組みを構築し、25日からスタートさせた。
所要時間の短縮、トラックドライバーの労働時間削減、輸送時の二酸化炭素排出量と総コスト削減が可能となり、労働力不足の解消、環境負荷低減、物流効率化が期待される。取り組みにより、ロッテは二酸化炭素排出量を年間56・8トン、カバヤ食品は同59・3トン削減できる見込み。