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23/07/25

ヤマト運輸、中学生の「離島甲子園」に協賛

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は8月、離島の中学生による軟式野球大会「離島甲子園」に協賛する。全国の輸配送ネットワークを活用し、参加チームの道具や手荷物の配送をサポート。青少年の健全育成や離島地域の振興を後押しする。
 大会の正式名称は「国土交通大臣杯第14回全国離島交流中学生野球大会」。8月21~25日、鹿児島県の奄美大島で開かれる。奄美大島5市町村による共同開催。
 今大会には、26自治体の25チームが出場する。期間中、21日は各チームが奄美大島に入り、開会式を開く。22日に1・2回戦、23日に準々決勝・準決勝と交流戦、24日には決勝戦、表彰式・閉会式の他、野球教室、日本プロ野球選手会が考案した競技「キャッチボールクラシック」も行う。25日には各チームが奄美大島から移動する。
 離島甲子園の提唱者は、元プロ野球ロッテオリオンズ投手の故・村田兆治さん。地理的条件から島外と交流の少ない全国の離島の中学生が、野球を通じて交流を図る機会を提供する。また、人間形成や青少年の健全育成を促進し、離島地域の振興に寄与する目的で開催している。
 ヤマトグループは全国各地域と連携しながら、本業を通じた社会貢献や地域活性化に取り組んでいる。ヤマト運輸は2008年の第1回大会から離島甲子園に協賛しており、輸配送網を活用して大会運営を支えてきた。また、各離島のヤマト運輸営業所の社員や地域住民からの応援メッセージの「のぼり旗」で大会を盛り上げ、選手への記念品としてオリジナルリストバンドを贈っている。

新潟県の佐渡島で開催した昨年の前回大会の様子