• 船・鉄道

23/07/24

JR九州、鹿児島・指宿から博多へ在来線+新幹線で貨客混載リレー輸送

 JR九州(本社・福岡市、古宮洋二社長)は7月14日、指宿枕崎線・指宿駅―九州新幹線・博多駅間で貨客混載の実証実験を行った。鹿児島県指宿地区の新鮮な野菜や作りたての総菜を、在来線と新幹線でリレー輸送。販売までの所要時間や積載方法、振動の状況などを確認した。
 商品は指宿の朝採れ野菜や作りたてのさつま揚げ、フルーツなどの特産品。指宿の地元商社オービジョンが選定し、集荷して指宿駅に搬入後、普通列車で鹿児島中央駅まで輸送し、九州新幹線に積み替えた。約4時間で博多へ届け、博多駅構内の「つばめマルシェ」で即日販売した。
 JR九州は今回の貨客混載輸送を検証し、ニーズを調査する。持続可能な地域経済活性化に向けて、列車物流で貢献を図る。

実証実験では、指宿産の野菜やフルーツ、さつま揚げなどを「つばめマルシェ」で販売した