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23/07/21

渋沢倉庫、24年春、神戸に危険品倉庫2棟開設

 

港湾エリアでは希少な危険品倉庫として、物流ニーズに対応する

 

 渋沢倉庫(本社・東京、大隅毅社長)は来年4月1日、神戸市に危険品倉庫を開設する。港湾エリアに立地する強みを生かし、輸出入貨物やEV(電気自動車)で使用するリチウムイオン電池など、幅広い貨物を扱う。
 所在地は神戸市中央区小野浜町1ノ1。解体した既存倉庫の約3060平方メートルの倉庫の敷地に、鉄骨造平屋建て、延べ床面積約870平方メートルと約600平方メートルの危険品倉庫を2棟建設する。神戸港新港地区に立地し、消防法危険物第4類貨物の保管、入出庫、輸送などを手掛ける。
 渋沢倉庫は2030年を見据えた長期ビジョンで、物流事業の競争力強化とサービス領域拡大を掲げており、7月末から着工する危険品倉庫は取り組みの一環。同社は来年3月、大阪府茨木市でも、延べ床面積約850平方メートルの危険物倉庫の新設を計画している。