- 船・鉄道
23/07/20
全国通運、東京港で港湾施設見学会
全国通運(本社・東京、永田浩一社長)は7月10日、商船三井グループの協力を得て、東京国際コンテナターミナル(東京都品川区)で港湾施設の見学会を開催した。全通、JR貨物、日本フレートライナーの3社が参加し、国際海上輸送と鉄道輸送の違いや今後の協業の可能性について理解を深めた。
商船三井、宇徳、国際コンテナ輸送の協力を得て開催したもの。東京国際コンテナターミナルの3・4号バースと、商船三井グループの宇徳が運営し、貨物の一時保管や荷さばきを行う東京フレートセンターの構内を見学した。
全通からは永田社長をはじめ4人、JR貨物からは野村康郎取締役、五島洋次郎鉄道ロジスティクス本部総合物流部長をはじめ14人、日本フレートライナーからは3人が参加。企業の枠を超えた知見の共有を得られたという。
全通と商船三井は1968年、コンテナの陸送を中心に内航・フェリー輸送、鉄道輸送を提供することを目的に、コンテナ船事業を支える元請けとして、国際コンテナ輸送を共同設立。近年では、ロジスティクス事業やフェリー事業でも協業の可能性を探り、2022年2月から大洗港(茨城県)―苫小牧港(北海道)間で、40フィートラックコンテナを利用した12フィートコンテナ3個分の定期輸送を週1便体制で行っている。