- 物流施設
23/07/18
ESR、2施設で「照明施設賞」を受賞
ESR(本社・東京、スチュアート・ギブソン社長)は、開発を手掛けた神奈川県の「ESR横浜幸浦DC(ディストリビューションセンター)1」と、三重県の「ESR弥富木曽岬DC」のラウンジが、照明学会の「2023年照明施設賞」を受賞した。また、弥富木曽岬DCのエントランスホールは「東海支部奨励賞」を受賞した。
横浜幸浦DCの所在地は横浜市金沢区幸浦1ノ8ノ1。プレキャスト・プレストレストコンクリート工法の4階建て、延べ床面積は約19万5270平方メートル。富士山を望む立地で、南北2カ所のラウンジはライン照明を効果的に設置。利用者の目線を導いて空間の広がりを演出し、「ダイナミックで新しさを感じる照明計画」として評価された。
弥富木曽岬DCは三重県木曽岬町新輪1ノ3ノ4。鉄筋コンクリート造・鉄骨構造の4階建て、延べ床面積は約15万5332平方メートル。最上階にあるラウンジは洞窟状の空間デザインで、柱状の建築照明を採用している。自然光と人工照明を融合し、「独創的で優れた照明計画」として評価された。東海支部賞を受賞したメインエントランスホールは、「和」をコンセプトに落ち着きのある光空間を演出している。
両施設とも全館LED照明で、トイレ・喫煙室・共用部の人感センサーなどの照明関連設備の省エネルギー化に配慮。さらに、弥富木曽岬DCは、倉庫内のエリアごとに点灯区分を設定できる環境配慮型照明システムも導入している。
照明施設賞は、住宅・事務所・店舗などの建築、公共・交通施設、景観や行事の演出など屋内外問わず広範囲を対象に、国内各地域での照明利用の水準を高め、照明技術の発展と普及に貢献し得る優秀な業績を顕彰するもの。「東海支部奨励賞」は東海地区の優秀照明施設として選出している。