プラスオート、富士ロジテックの食品倉庫でＡＭＲを本格運用

　プラスオートメーション（本社・東京、山田章吾社長）は、富士ロジテックホールディングスの食品倉庫現場で自律走行搬送ロボット（ＡＭＲ）の本格運用を開始した。広い庫内で人とフォークリフトの横持ち搬送をＡＭＲに代替し、人とフォークがより生産性の高い業務に集中できるようにした。
　ALFALINK相模原物流センターでＡＭＲ「JUC-S800R」を活用した定額制ロボットサービスを提供する。ジャッキアップ型のＡＭＲで、回転ローター機能を搭載し、搬送物を回転させずに自動積み降ろしが可能で800キログラムの重量物を安定して搬送。各種センサーによる障害物検知で自動停止できる。
　人とフォークの横搬送距離を大幅削減でき、ピッキングやトラックの積み込み、庫内商品の最適な配置変更など、より生産性の高い業務に集中できるようになった。
　従来は、横方向200メートル×縦方向70メートルの庫内で人とフォークの往復搬送に時間を費やしていた。解決するため、ロボットで横持ち作業を代替する実証実験を行っていた。ＡＭＲ導入で、在庫ロケーションを変更することなく、人・ロボット・フォークが共存する庫内作業を実現した。