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23/07/12

NXHD、DX推進へ人材育成を強化 国内外の事務系全社員対象に

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)は7月から、グローバルなロジスティクスの成長と変革に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、国内のグループ事務系社員約3万8000人を対象とした教育プログラムを開始する。来年からは海外のグループ社員約2万人にも展開し、合計5万8000人のグループ社員に対する教育を行っていく。

 7月に開始するのは「リテラシー教育」と呼ぶプログラムで、オリジナル教材を使いDXの基礎知識を学ばせると同時に、ITスキルのチェックを経て社員一人一人のレベルに応じた教育を実施する。
 また、DX推進の中核を担う人材向けに「専門教育」も行う。既にDXに取り組んでいる約100人の中核人材を対象に体系的なリスキリング(学び直し)教育を行い、ビジネス観点の専門性が特に高い「DX人財」と、IT観点の専門性が特に高い「IT人財」の2つで構成する「デジタル人財」の育成を積極化する。

 NXグループは、持続可能な社会への貢献とそれを支えるロジスティクスの発展を目指し、人とデジタルが調和した効率的で高品質な物流をDX戦略の基本方針の一つに掲げている。国内・海外のグループ全社員のDXに関する知識とスキルの向上を図ることで、DXを原動力としたさらなる企業成長を目指していく方針だ。

NXグループが定義する「デジタル人財」のイメージ図